研究課題
基盤研究(C)
免疫チェックポイント阻害薬は、新たな免疫治療として進行肺癌の標準治療となってきたが、肺癌の微小環境における免疫チェックポイント分子PD-L1の意義を検討するため、同分子を分子標的薬のターゲットである癌遺伝子異常とともに、I期肺腺癌手術症例で解析したところ、PD-L1分子は32%に高発現を認め、EGFR変異陽性のない肺腺癌においてPD-L1発現が予後不良因子であった。またI期の中でも進行したIB期においてPD-L1発現が独立した予後不良因子であった。
呼吸器外科、胸部外科