組織工学と幹細胞研究を融合させた新規自己細胞由来人工気管、肺による再生医療

2016 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 26462147
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 呼吸器外科学
• 研究機関: 長崎大学
• 研究代表者: 町野 隆介 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 客員研究員 (90728081)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2017-03-31
• キーワード: 気管再生 / scaffold-free / バイオエンジニアリング / スフェロイド / バイオ３Dプリンター

研究成果の概要

我々は、spheroidを自由に構築するBio-3D Printer Regenova®を用いて、自己細胞のみで構成した新たな人工気管の開発を行っている。ヒト皮膚線維芽細胞（NHDFs）、ヒト臍帯静脈内皮細胞（HUVECs）、ヒト骨髄由来間葉系幹細胞（MSCs）で作成したリングと、ヒト関節軟骨細胞（NHACs）、HUVECs、MSCsで作成したリングを蛇腹状に組み合わせ、気管の構造と類似した構造体の作製を行い、カテーテル補助下にラット頸部気管への移植に成功した。

自由記述の分野

呼吸器外科学