接続部に向けストラットを一本に収束し屈曲血管へのConformabilityに優れたデザインのステント作成:ニッケルチタン合金(Nitinol)を素材とする自己拡張型Closed-cell typeで、径4~6mm・長さ20~40mm・接続部に向け10mm前後の長さでストラットを一本に収束し円滑に完全展開から回収が可能・透視下での視認性を確保するため遠位端および近位端にマーカー設置・ストラット厚は40~60μmで拡張力は0.010~0.011N/mm・0.020~0.025inchのマイクロカテーテルで誘導可能、などを目標としたレーザカット法によるステント作成を行った。
デリバリーワイヤーとの接合に用いるPVAの接合強度・通電による離脱機構は、これまでの実験で十分な性能を有することを検証できた。しかし、ステント近位端を一本のアームに収束させながら均一に展開するステントの作成が難しく、現在もストラットのデザインを検討中である。特に屈曲血管で均一に展開するステント作成が予想以上に難しく、新たなストラットデザインを検討中である。
|