血漿および脳脊髄液中のmiRNA発現パターンやレベルが、非脳外傷患者と異なることを明らかにし、その発現が予後予測因子あるいはバイオマーカーとなる可能性を検討した。頭部外傷患者の血漿をmicroRNA microarrayで測ったところ、絶対的発現量の多いものはmiR-451、miR223、miR-16の3種類であった。髄液中のmicroRNAの変化についてはmiR-451a、miR-21、miR-16の3種類の発現量が多かった。miR-451は全てのmicroRNAのなかで最も発現量が多かった。今後これらのmicroRNA が脳外傷のバイオマーカーになるかどうかはさらなる検討が必要である.
|