研究課題/領域番号 |
26462169
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
片野 広之 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (30295612)
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研究分担者 |
山田 和雄 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90150341)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | carotid endarterectomy / calcium score / microRNA / microarray |
研究実績の概要 |
高石灰化プラーク、低石灰化プラークそれぞれにおいて発現増強または抑制を示すmiRNAを調べるため、とくにこれまでの研究結果から明らかとなった、不安定性に関係する血管新生に関する成長因子と、安定性に関係する石灰化生成に関与するRNAの調節制御に関わるmiRNAを明らかにするべく、miRNA microarray分析を行う試料としてヒト頸動脈プラークをカルシウムスコアを基準として高~低石灰化群に分類して蓄積した。対象とするヒト頸動脈プラークは、頸動脈内膜剥離術によって摘出した標本で、摘出後ただちにRNA later処理を行った。石灰化含有度の評価は術前MDCTAでのカルシウムスコアで行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
より正確に効率的にmiRNAを検出するべく試料数をより多く確保したため、microarrayの施行がやや遅れた。
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今後の研究の推進方策 |
標本を粉砕処理しRNAを抽出、RNeasy lipid tissue mini kit (QIAGEN)を用いて精製、2100 BioanalyzerにてRNA qualityを確認しcDNAを合成、Cyanin 3-CTP、Cyanin 5-CTPでAgilent linear Amplification kits (Agilent)を用いてラベルし、Cy3-sample cRNA および Cy5-reference cRNA をAgilent rat oligo microarrays (~20,000 unique 60 mer oligonucleotides) Agilent hybridization solutionとともに60℃でハイブリダイゼーションさせる。Agilent DNA Microarray Scanner (G2565BA) でアレイをスキャンし Feature Extraction softwareで検出する
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次年度使用額が生じた理由 |
より正確に効率的にmiRNAを検出するべく試料数をより多く確保してmicroarrayを施行するため。
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次年度使用額の使用計画 |
試料数をより多く確保して効率的にmicroarrayを施行する
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