悪性神経膠腫に対する抗てんかん薬を中心とする新規併用療法の開発と臨床応用

2016 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 26462188
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 脳神経外科学
• 研究機関: 奈良県立医科大学
• 研究代表者: 中瀬 裕之 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (10217739)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2017-03-31
• キーワード: glioblastoma / levetiracetam / temozolomide / premature senescence

研究成果の概要

膠芽腫 (GBM) に対しては術後のtemozolomide(TMZ)+放射線治療(RT)が標準治療であるが、未だ満足のいく治療成績は得られておらず、著者らは「膠芽腫に対する TMZ 抗腫瘍効果を増強する新規併用療法の開発」を継続して行ってきた。
本研究の目的は、GBM 細胞株に対するTMZ と新規抗てんかん薬である levetiracetam (LEV) の併用投与による抗腫瘍効果の有用性を評価することである。
GBM 細胞株においては、TMZ とLEVの併用投与を行うことで、細胞増殖抑制やpremature senescenceの誘導による抗腫瘍効果を増強することが示唆された。

自由記述の分野

脳腫瘍