研究課題
基盤研究(C)
神経膠芽腫は、化学療法や放射線治療に治療抵抗性であり、両者を合わせても生存期間は数ヵ月しか延長しない。特に、生存期間の延長のためには、腫瘍幹細胞に対する有効な戦略が必要である。一般に、腫瘍幹細胞には、薬剤排泄を担うABCG2が高発現しており、ABCG2の制御が治療抵抗性の克服に有望である。本研究では、創薬分子デザインによってABCG2阻害剤としてlapatinibが有望であることを見出し、腫瘍幹細胞をターゲットとした次世代の光線力学治療を開発のための基礎研究を行った。
脳神経外科