| 研究課題/領域番号 |
26462200
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| 研究機関 | 福井大学 |
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研究代表者 |
小寺 俊昭 福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 講師 (10283178)
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| 研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2020-03-31
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| キーワード | 人工硬膜 / コラーゲン / ミズクラゲ |
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| 研究実績の概要 |
①人工硬膜の作成：ミズクラゲ由来のコラーゲンを用いて、人工硬膜となるシートを作成した。コラーゲン溶液に短波長紫外線(UVC)を照射しながら乾燥させ、それを重層させて人工硬膜を作成した。
②コラーゲンシートにおける髄膜細胞生着・増殖実験：ミズクラゲ由来コラーゲンシートと、ブタコラーゲンシート上で、ヒト髄膜細胞を培養した。クラゲコラーゲンシート上におけるヒト髄膜細胞の生着は、ブタコラーゲン上に比べ不安定だった。
③ラット硬膜欠損モデルにおけるクラゲ人工硬膜生着実験：ラットを開頭して硬膜を一部切除した硬膜欠損モデルを作成した。硬膜欠損部に①で作成したクラゲコラーゲンシートとブタコラーゲンシートを置き、2週間後に再開創した。クラゲコラーゲンシート、ブタコラーゲンシートとも生着は不良であった。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
予想していたよりも、クラゲ由来コラーゲンシート上でのヒト髄膜細胞の生着・増殖や、動物実験におけるコラーゲンシートの生着が不良だった。
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| 今後の研究の推進方策 |
・生体生着性に優れたクラゲ由来コラーゲンシートの作成。
・クラゲ由来コラーゲンパウダーで、同様のin vitro実験。
・クラゲ由来コラーゲンシートおよびクラゲ由来コラーゲンパウダーの、動物生着実験。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
（理由）クラゲコラーゲンとヒト髄膜細胞に余剰があった。
ラットは、教室で他の目的で飼育しているものを使用した。
（使用計画）新たなクラゲコラーゲン、ヒト髄膜細胞、ラットの購入。
実験に必要な機材、免疫組織染色用抗体などの購入。
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