当研究は、骨形成を強く促進する骨形成タンパク-2 産生遺伝子、及び、特定の薬剤投与により細胞死を起こす単純ヘルペスウイルス1型チミジンキナーゼ産生遺伝子を組み込んだ人工多能性幹細胞であるiPS細胞を作成することで、現在は高侵襲な手術でしかなしえない脊椎固定術を、細胞注射のみで行う事を目的とし、平成26年度より行われている研究である。3年間の研究期間内に、上記二種の遺伝子を細胞に送り込み取り込ませるベクターをいわれる塩基配列を構築し、マウス横紋筋由来細胞にて両タンパク質の発現を確認した。今後は、発現するタンパク質の量をさらに増加させる処置を加えた後に、iPS細胞へ導入する予定である。
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