研究課題
基盤研究(C)
本研究課題は特に骨吸収に深く関わるRANKLに対する抗体denosumabの効果に注目し、関節リウマチ(RA)における骨代謝、およびこれに関わる因子を解明することを目的とした。1.Denosumab使用患者の観察研究(TBCR-Bone)、2.RA手術患者から検体採取、解析をすすめた。1については76名の登録RA患者を12ヶ月まで実臨床下で検証し、骨密度の改善、骨代謝マーカーの抑制が確認された。疾患活動性の影響が示唆された。RA-Bio、ステロイド投与はdenosumabの効果には影響を与えていなかった。2については25例の患者から手術時採取した骨軟骨、滑膜の免疫染色、病理組織評価を行った。
整形外科学