研究課題/領域番号 |
26462357
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
横地 歩 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (60359768)
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研究分担者 |
丸山 一男 三重大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20181828)
澤田 博文 三重大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (30362354)
張 尓泉 三重大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30456727)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 肺高血圧症 |
研究実績の概要 |
ラット(200g)は、4群に分けた。それぞれ、Sham/V group (n=10) では、モノクロタリン (MCT) を投与せず、Febuxostat (FBS) も投与しなかった。Sham/FBS group (n=10) では、MCT は投与せず、FBSを投与した。MCT/V group (n=10) では、MCTを投与し、FBS は投与しなかった。MCT/ FBS group (n=10) では、MCTを投与し、FBSも投与した。 それぞれ、FBS を投与する場合は、2mg /ml CMC とし、2.5ml/kg;5mg/kg で、day (-1) から day (21) まで、1日1回経口投与した。それぞれ、MCT を投与する場合は day (0) に60mg /kg を1回、皮下注射で投与した。day (21) に、麻酔下に肺動脈カテーテルを挿入。day (22) に覚醒下で、圧測定を行い、肺組織の採取・固定や、右心肥大評価のための標本採取を行った。 平均肺動脈圧は、低いほうから、Sham/V group、Sham/FBS group、MCT/V group、MCT/ FBS groupの順であった。それぞれ、Sham/V group、Sham/FBS group の間、及び、MCT/V group、MCT/ FBS group の間には、有意差は無かった。MCTを投与した群としなかった群の間には、有意差がうかがわれた。 右室肥大は、低いほうから、Sham/FBS group、Sham/V group、MCT/ FBS group、MCT/V groupの順であった。それぞれ、Sham/V group、Sham/FBS group の間、及び、MCT/V group、MCT/ FBS group の間には、有意差は無かった。MCTを投与した群としなかった群の間には、有意差がうかがわれた。 今回実験では、FBSの、モノクロタリン誘発ラット肺高血圧に対する抑制効果は認められなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
モノクロタリン誘起肺高血圧症について実験したが、明らかに効果はないので、これから慢性低酸素暴露誘起肺高血圧症のモデルを使って実験する。
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今後の研究の推進方策 |
今後、別のモデルでFBSを投与し、治療と予防効果について検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
計画していた実験が本年度内で終了しなかった為
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次年度使用額の使用計画 |
モノクロタリン誘起肺高血圧症について実験したが、明らかに効果はないので、これから慢性低酸素暴露誘起肺高血圧症のモデルを使って実験する。
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