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2016 年度 研究成果報告書

VBMを用いた脳内灰白質密度測定による痛みの脳機能画像評価法の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 26462381
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 麻酔科学
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

福井 聖  滋賀医科大学, 医学部, 講師 (80303783)

研究協力者 田中 佐智子  
岩下 成人  
吉村 雅寛  
宮田 勝功  
伊藤 彰  
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードVoxel based morphometry / 慢性疼痛 / 灰白質体積 / 灰白質密度 / 扁桃体 / 脳形態変化
研究成果の概要

難治性慢性疼痛患者を対象にVBM(Voxel-based morphometry)を施行し、全脳110か所で灰白質体積を測定した。慢性疼痛患者92人で、健常人22人とROI委縮率の比較、回帰分析では、扁桃体が、すべての脳部位の中で、一番顕著に委縮が認められた。左扁桃体が、有意に委縮していた。破局化思考のPCS尺度と左側扁桃体灰白質体積減少度の相関が認められた。
扁桃体の委縮を認めた3 人に対し治療4ヵ月後に再度VBMを施行したところ,全員で委縮は治療により正常化することが示された。慢性疼痛患者では、不快情動の処理に関与する扁桃体の機能低下が、痛み行動として発現していると推察された。

自由記述の分野

疼痛医学

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公開日: 2018-03-22  

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