泌尿器腹腔鏡技術認定医が所属し、十分に腹腔鏡下腎部分切除術を行っている本邦の施設を対象に、1,375例を検討し、周術期成績が良好であること。組織型については、女性・小径で良性の割合が高くなっていた。年齢・BMI・性別・腫瘍径が統計学的に有意な因子として残り、多変量解析による良性確率予測式を作成した。 また、東北大学関連施設のコホートを用い、術後一年目での腎機能を予測する予測式を作成した。この予測式は、部分切除術やサーベイランスの治療オプションの選択という、臨床における重要な判断に参考になるものとしてInvestigative and Clinical Urologyにアクセプトされた。
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