正常尿路上皮細胞株、非浸潤性膀胱癌細胞株、浸潤性膀胱癌細胞株の順にPGAM1の発現が上昇していることを確認した。また公共データベースでの解析でも膀胱癌でのPGAM1発現上昇が確認できた。しかし、TMAでのヒト臨床検体での解析では、浸潤の程度とPGAM1の染色レベルに相関は認めなかった。 続いてshRNAを用いてPGAM1の発現を抑制すると、浸潤能・遊走能には変化が認められなかったが、増殖能が低下した。また、野生型およびPGAM1トランスジェニックマウスにBBNを10週投与したところ、PGAM1トランスジェニックマウス群の方が有意に発癌率が高かった。
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