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2014 年度 実施状況報告書

腎癌の網羅的遺伝子発現解析に基づく新規予後関連遺伝子からの治療標的の探索

研究課題

研究課題/領域番号 26462418
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

柳田 知彦  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (20363765)

研究分担者 羽賀 宣博  福島県立医科大学, 医学部, 助教 (50586617)
小島 祥敬  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (60305539)
相川 健  福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (80295419)
石橋 啓  福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (90347211)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード国際特許申請
研究実績の概要

1. 淡明細胞型腎細胞癌 (ccRCC) の手術検体を対象とした網羅的遺伝子発現解析から得られたデータと臨床経過・予後との再解析の結果、最終的に 38 遺伝子が最適な予後不良関連遺伝子セットと結論付けた。この成果は国内外の学会で報告するとともに、国際特許申請を行った。

2. 我々のマイク ロアレイのデータでは、この 38 予後不良関連遺伝子の1つである Annexin A4 は正常腎と比べて ccRCC で非常に高いレベルで発現しており, その機能の中に予後不良と関連する要因があると考えられた。まずは、腎癌細胞株でのAnnexin A4の発現状況を確認し、高発現腎癌細胞株と低発現細胞株を選別した。腎癌細胞株のTUHR3TKB 、TUHR4TKB、OSRC2、TUHR10TKB、10RGB に加え、ACHN、786-0、Caki-1、Caki-2 の腎癌細胞株で検討した結果、786-OとCaki-2を高発現/低発現株の候補とした。次年度には、これらの細胞株を持ちいて予後不良の原因となる機能の解析を行う。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

今年度の研究目的の達成とともに、臨床検体での解析における進展が得られた。

今後の研究の推進方策

今後は、Annexin A4の高発現/低発現腎細胞癌株を用いた機能解析を進める。さらに、38予後不良関連遺伝子のなかで腎細胞癌における機能がわかっていないものについても機能解析を予定している。

次年度使用額が生じた理由

使用額に端数が生じた。

次年度使用額の使用計画

端数を次年度に使用する予定。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 産業財産権 (1件) (うち外国 1件)

  • [産業財産権] 特許庁2014

    • 発明者名
      渡辺慎哉
    • 権利者名
      渡辺慎哉
    • 産業財産権種類
      特許2014-221914
    • 産業財産権番号
      2014-221914
    • 出願年月日
      2014-10-30
    • 外国

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公開日: 2016-05-27  

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