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2016 年度 実績報告書

腹腔鏡手術操作における加える力と触覚の測定と定量化の研究

研究課題

研究課題/領域番号 26462420
研究機関横浜市立大学

研究代表者

林 成彦  横浜市立大学, 医学部, 助教 (20567557)

研究分担者 槙山 和秀  横浜市立大学, 医学部, 准教授 (40347307)
緒方 正人  横浜市立大学, 医学研究科, 客員教授 (70501154)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードシミュレーション / 腹腔鏡手術 / ナビゲーション / 生体計測
研究実績の概要

計測装置の製作: 高周波力センサを小型化し、加速度センサおよびマーカと複合させたものを手術用鉗子に組み込むことに成功した。採取したデータは力センサ、加速度計およびその画像上の動き情報から、移動速度と術者が対象に与えた力を推定できるよう開発した。さらに一定方向に押す力、距離を正確に測定できる機器を開発し、物体の硬さを推定しようとしている。
豚を用いた計測:上記装置により、豚を用いて人間に行うのと同じ腹腔鏡下手術を行い、データを採取した。このデータを用いて手術上級者と初心者の鉗子を把持する力および臓器に与える力の差異を見出し、論文および学会発表した。上記装置を用い、豚の臓器を破断させた。この破断限界及び破断の予知が可能な力のパラメータを解析中である。
磁気センサを用いた鉗子挙動の計測: 磁気センサを用いて鉗子挙動を計測し、危険手技の同定を試みる実験に着手し、データを解析中である。
今後、豚の実験で得たデータを用い、臓器の硬さ、臓器の破断限界等を解析していく。臓器別物性値情報に関した便覧を完成させたい。これらのデータを基に手術シミュレータ上での運用を目的として計算量が少ない超弾性体モデルを基本として再現性の高い方式をプログラム化する。さらに、磁気センサを用いた実験結果を解析し、危険な手術手技を物理学的に識別できる方法を検討する。

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公開日: 2018-01-16  

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