研究課題
基盤研究(C)
本研究では雌性Sprague-Dawleyラットで一側中大脳動脈塞栓術による脳梗塞モデルと胸髄離断による脊髄損傷モデルを作製し、左側脛骨神経に設置したカフ電極から5ヘルツ、200μ秒幅のパルス波による電気刺激を1日1回30分間、連続して行った。それぞれのモデルで刺激開始時期をかえて比較を行った。覚醒下での膀胱内圧測定を実施したが、脳梗塞モデル、脊髄損傷モデルとも有意な蓄尿機能の改善を認めなかった。このため、中枢神経での神経可塑性に関わる遺伝子の発現、神経伝達物質の評価は行われなかった。
医歯薬学