前立腺肥大症に対するゲノム薬理学に基づく個別化治療と創薬開発に向けた基礎的研究

2016 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 26462448
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 泌尿器科学
• 研究機関: 福島県立医科大学
• 研究代表者: 小島 祥敬 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (60305539)
• 研究協力者: 片岡 政雄 福島県立医科大学, 医学部 泌尿器科学講座, 学内講師 (90554204) ; 小川 総一郎 福島県立医科大学, 医学部 泌尿器科学講座, 学内講師 (50554200) ; 赤井畑 秀則 福島県立医科大学, 医学部 泌尿器科学講座, 助教 (70644178) ; 佐藤 雄一 福島県立医科大学, 医学部 泌尿器科学講座, 助手 (00706848) ; 矢部 通弘 福島県立医科大学, 医学部 泌尿器科学講座, 博士研究員 (30745782) ; 秦 淳也 福島県立医科大学, 医学部 泌尿器科学講座, 助教 (00769606)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2017-03-31
• キーワード: 前立腺肥大症 / 細胞増殖 / 一塩基遺伝子多型 / オーダーメード医療 / ゲノム薬理学 / 筋線維芽細胞 / サイトカイン / 増殖因子

研究成果の概要

前立腺肥大症は、症状に対する対処療法のみならず、病態を理解することによって疾患そのものへの新しい創薬開発が進められることが期待されている。私たちは、新たに前立腺肥大症モデル動物を作成し、各種サイトカイン、増殖因子、ケモカインが、前立腺の増殖過程において重要であることや、筋線維芽細胞が重要な働きを担っていることを明らかにした。
また、前立腺肥大症はQOL疾患であり、薬剤の効果と副作用を意識して、効率的な薬物の投与が、オーダーメードに行われることが望まれる。そこで前立腺肥大症患者のゲノムワイド解析を行い、薬物治療の効果との相関を検討し、９つの候補SNPを同定した。

自由記述の分野

泌尿器科