研究課題
基盤研究(C)
本研究は、膀胱虚血の重症化や長期化に伴って膀胱機能障害は膀胱過活動から膀胱低活動へ進行するか検討した。膀胱過活動(排尿間隔の短縮と残尿を伴わない膀胱容量の減少)は、膀胱虚血の比較的軽症および早期に認められた。一方、虚血の重症化と長期化に伴い、膀胱機能障害は、膀胱低活動(排尿間隔の延長と有意な残尿を伴う膀胱容量の増大)へ進行した。慢性膀胱虚血は、進行性膀胱機能障害の原因となることが示唆された。
排尿障害