研究課題/領域番号 |
26462468
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
山田 崇弘 北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), その他 (20419948)
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研究分担者 |
水上 尚典 北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40102256)
森川 守 北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00374380)
古田 伊都子 北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 助手 (70238682)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 周産期心筋症 / 妊娠高血圧症候群 / 血小板凝集能 / 多胎妊娠 / 妊娠 |
研究実績の概要 |
本年の研究実績は以下の通りであった. まず,当初の計画通り外注検査会社と各種parameter測定に関する業務委託契約.自主臨床研究審査委員会承認の手続きを実施した.また,北海道大学病院を受診した妊婦に研究参加を呼びかけ,積極的に研究参加者を募った.その結果として150名の参加者を得た.参加者から研究計画書に基づき各種データを得た. 特に前方視的に観察することで周産期心筋症発症の経過を心エコー法で観察することができたため,妊娠高血圧腎症を合併するPPCMには緩徐に進行し発症するタイプがあることが確認されるなどの新知見が得られた.それらのデータの統計学的解析を行い以下の論文を執筆投稿し,学会で発表した.
心エコー関連:BMJ Case Rep 2014. doi:10.1136/bcr-2014-208186 “Peripartum cardiomyopathy in a woman with preeclampsia with twin pregnancy”,第26回日本心エコー図学会学術集会 2015.3.26-28 福岡県 北九州市「発症から分娩後の正常化までの経過を心エコー図で観察し得た周産期心筋症の1症例」,日本超音波医学会第44回北海道地方会学術集会 2014.10.4 北海道 札幌市「周産期心筋症の経過を心エコー法で観察しえた1症例」,第67回日本産婦人科学会学術講演会 2015.4.9-12 神奈川県 横浜市「周産期心筋症の経過を心エコー法で観察しえた1症例」
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現在までに研究は概ね研究計画通りに進行し,一部発表を行うこともできている.平成27年度も継続して研究参加者を募り,参加予定者の200例を目指して行くが,すでに予定検査回数の55%は達成できており十分達成可能であると考えられる.
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今後の研究の推進方策 |
今後は症例数を増やして解析を進めて行く.平成27年度は蓄積されたデータの解析を進め,国際学会,英文論文で報告して行くことを考慮している.
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度の使用額が生じた理由は研究参加者の誤差及びその検査の進捗のタイミングによるもので,研究計画に変更があるためではない.上述したように研究計画は順調に進行している.
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次年度使用額の使用計画 |
前年度同様に研究参加者を募集し,研究参加の同意が得られた参加者に対して各項目に関する解析を進める.必要に応じて解析を繰り返し,分娩後1ヶ月,3ヶ月の評価も実施する.
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