不育症患者を対象に、日本人での静脈血栓塞栓症のリスク因子であるプロテインS K196E変異、及びプロテインS、プロテインC、アンチトロンビンの稀な変異を解析した。プロテインS K196E変異は不育症の遺伝的リスクとはならず、またその他の稀な変異も不育症の主な原因とはなりにくいと考えた。 妊娠高血圧症候群と補体系因子の遺伝的背景を明らかにするため、補体関連6遺伝子を中心に候補115遺伝子の解析を施行。登録した6症例中、解析結果の出た4症例については、疾患に関連する遺伝子バリエーションは認めなかった。
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