研究課題
基盤研究(C)
がん患者の血栓症予防目的に卵巣癌を対象としてMET-PAI-1経路阻害の有効性を検討した。ELISA法による血中PAI-1測定では組織型別で有意差は認めなかった。PAI-1阻害剤TM5275の添加によりES-2の増殖能低下、およびG2/M arrestを認めsiRNAでも確認した。免疫組織化学染色法にて明細胞腺癌と漿液性腺癌でPAI-1発現量に有意差を認めた。さらに卵巣明細胞腺癌の遺伝子コピー数解析を行い、凝固系に関わる事が知られている遺伝子Xのコピー数がDVT発症例で高い傾向を認めた。
婦人科腫瘍学