子宮体癌におけるセンチネルリンパ節の転移検出のためには、従来の1切片のみの病理学的な検索では見逃される転移が多く、センチネルリンパ節という限られた個数のリンパ節に対しては複数の切片を切り出して転移を検索するultrastagingが用いられるべきと考えられている。その労力を軽減し、客観性を持った転移の判定のためにRT-LAMP法によるmRNAの増幅を利用したOSNA法を子宮体癌に応用するために、まず子宮体癌における最適なmRNAマーカーがCK19であることを見出した。また、実際に使用する場合のカットオフ値を250コピーに設定することで妥当な結果が得られた。
|