子宮頸癌に対して細胞株を用いた基礎研究および患者サンプルを用いた臨床研究を行った。術前化学療法(NAC)にて腫瘍が縮小した群と、縮小しなかった群で、手術検体のケモゲノミクス解析にて感受性signatureを抽出すると共に、患者血清の遺伝子多型解析にてUGT1A1の意義を見出した。また、リンパ節転移を伴う症例ではTGF-bシグナル経路が亢進しており、pSMAD3の特殊染色パターンが転移好性のバイオマーカーとして有効であることを示した。NACおよび手術療法の妥当性について自験例と多施設共同研究にて安全性を示すと共に、腫瘍活性をMRI画像で評価するラジオミクス解析を進めた。
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