研究成果の概要 |
本研究において以下のことを明らかにできた。1)EGFRのligandであるTGF-αを過剰発現させた Tgマウスにおいて,cervical i ntraepithelial neoplasia grade 3(CIN3)が81.3%の頻度で発生した。2)成長因子の一種であるIGF-1を過剰発現させたTgマウスにお いてCIN3の発生を21%の頻度にて観察できた。3)癌遺伝子であるc-srcを過剰発現させたTgマウスの30%にCIN3が発生していることを見 い出した。4)転写因子であるE2F1を過剰発現させたTgマウスにおいて子宮頸部扁平上皮癌が発生していることを明らかにした(頻度 :38%)。
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