研究課題
基盤研究(C)
本研究期間中、(1)我々は高力価のHPV偽粒子作成に成功した。そのHPVの偽粒子を使用し、HPVが細胞感染に関わる細胞膜分子であるBP-1を同定した。(2)新規細胞分子であるp55がE6とE7の両方に結合することが確認された。E6とp55が細胞内で共局在していることも確認された。E6はp55をユビキチン化によって分解し、また、細胞がアアポトーシスに対する感受性はp55の発現量に影響された。P55はHPV感染による子宮頸がんの新たな治療ターゲットになると考えられる。
ウイルス学