研究課題
基盤研究(C)
近年、卵巣漿液性腺がんの発生母地は卵管上皮細胞であるという新たな仮説が提唱されている状況のもと、卵管上皮細胞由来の卵巣がんを発症する動物モデルの確立は強く望まれている。本研究では、マウス卵管特異的糖タンパク質遺伝子(OGP)のプロモーター制御下でSV40ラージT抗原遺伝子を発現するトランスジェニック(OGPTag Tg)雌マウスを、卵管上皮細胞由来卵巣がんを発症する動物モデルを確立した。それを用いた発がん及び腹膜転移メカニズムの解明が期待できる。
実験動物モデル