研究課題
申請者らが確立した新生児期蝸牛破壊モデルを用いて、脳幹部聴覚中枢核の発生学的な変化(再構成)について検討した。新生児期に一側の蝸牛を機械的に破壊したのち、蝸牛神経核、上オリーブ核群におけるVGLUT1(Glutamate transporter 1)の発現の変化を検討した。その結果、一側の蝸牛破壊によって同側ばかりではなく、従来知られていなかった反対側の変化も見られることが明らかとなった。
2: おおむね順調に進展している
当初の計画書では26年度に神経解剖学的検討を行い、27年度に神経生理学的検討を行う予定であったが、これを逆転し27年度は神経解剖学的検討を行った結果、ほぼ満足した結果が得られてきている。
当初の計画書で示した研究手順どおり、26年度・27年度で得られた結果をもとに、さらに踏み込んだ神経解剖学的検討を行う予定である。
すべて 2015
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)
Acta Otolaryngol.
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Clinical Otolaryngology.
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