研究実績の概要 |
2種のC57BL/6 マウス(Wild-type p38+/+, p38+/-)の側頭骨にHaemophilus influenzae105 個を注入し急性中耳炎を発症させる。20gから25gまでのオスのC57BL/6マウス(Wild-type p38+/+, p38+/-)を米国のJackson Laboratoryより購入する。2種のC57BL/6マウス(Wild-type p38+/+, p38+/-)に急性中耳炎を発症させる。Wild-type p38+/+, p38+/- マウスにそれぞれ手術を施行し、右中耳にHaemophilus influenzae105 個を注入する。Haemophilus influenzaeに感染したマウス中耳粘膜を時間経過(1h, 3h、6h、24h, 48h, 72h, 5day, 7day)で8グループに分ける。対照はHaemophilus influenzaeではなくPBSを注入した左中耳を用いる。対照も時間経過(1h, 3h、6h、24h, 48h, 72h, 5day, 7day)で8グループに分ける。 時間経過(1h, 3h、6h、24h, 48, 72h, 5day, 7day)で8グループに分けた中耳粘膜を摘出して試料とする。組織は-80℃に保存し、一部はパラホルムアルデハイドで固定し、OCT compoundで包埋する。もう一方はグルタールアルデハイドで固定し、エポンに包埋する。それぞれの標本を光学顕微鏡、電子顕微鏡で解析する。 急性中耳炎を発症させたC57BL/6 マウスにp38 inhibitor (10 microM) を点耳薬として一日二回投与する。中耳粘膜肥厚の阻害を経時的に確認する。
|