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2014 年度 実施状況報告書

好酸球性副鼻腔炎における新規バイオマーカーの同定―エンドタイプの確立を目指して―

研究課題

研究課題/領域番号 26462587
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

浅香 大也  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (20317928)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード好酸球性副鼻腔炎 / クラスター解析 / IL-33 / ILC2
研究実績の概要

東京慈恵会医科大学倫理委員会、臨床研究審査委員会に研究を申請し承認を得た。当院で手術に至った両側性慢性副鼻腔炎症例28例の副鼻腔粘膜組織、副鼻腔貯留液を採取した。検体の採取に際しては提供者の人権および利益の保護について十分配慮し、検体提供と本研究の意義を十分説明した上で患者本人の同意を得た。また、臨床検査所見として自覚症状スコア、副鼻腔CTスコア(Lund and Mackay score)、鼻ポリープスコア、血中好酸球数、血清総IgE値、特異的IgE値、HE染色における組織好酸球浸潤の程度を作成した登録表に記入した。自覚症状スコアは米国アレルギー学会誌のrecommendationを参考とした16項目からなる自記式アンケート調査を使用してスコア化した。鼻ポリープの評価は米国アレルギー学会誌のreccomendationに従って評価する。すなわち0:ポリープなし、1:中鼻道内に限局するポリープ、2:中鼻道を充満するポリープ、3:中鼻道を越えて伸展するポリープ、4:鼻腔に充満するポリープ、の0~4にスコア化した。採取した副鼻腔粘膜は副鼻腔粘膜組織に重さ0.1gあたり1mlの生理食塩水を加えhomogeneizerにてon iceでhomogenizeした。その後4℃で10分間3,000rpmで遠心し、上清を凍結保存した。また、副鼻腔に貯留しているムチンも同時に採取し、生理食塩水で等倍に希釈し、4℃で10分間3,000rpmで遠心して上清を採取、凍結保存した。今後症例数を増やして組織中、鼻汁中の炎症性サイトカイン、ケモカインの蛋白発現解析をELISA法で施行予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

倫理委員会の承諾を得て、研究同意書、同意説明書、登録用紙を作成し、検体の採取が順調に行えている。

今後の研究の推進方策

今後症例数を増やし、組織、鼻汁中の炎症性サイトカイン、ケモカイン発現解析を行っていく

次年度使用額が生じた理由

初年度は倫理委員会への承認申請が遅くなってしまい、サンプル収集のみであった。本年度蛋白発現解析予定である。

次年度使用額の使用計画

ELISA用抗体を購入予定

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公開日: 2016-05-27  

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