研究実績の概要 |
本研究により、頭頸部扁平上皮癌において、原発巣のCK19免染陽性例では、頸部リンパ節の転移診断に関し、OSNA法が病理診断と同等な診断結果を持つ可能性があることが示された。更に我々は、血液中の腫瘍マーカー(CYFRA21-1)と原発巣のCK19免染との関連を調査した。その結果、原発巣のCK19免染,陰性例におけるCYFRA21-1の平均値は1.87ng/ml, 陽性例のおける平均値は1.6ng/mlであった。Fisher's 直接法では、感度0%、特異度89%であり、有意な関連は認めていなかった。
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