研究課題
基盤研究(C)
コラーゲンスポンジとポリプロピレンから成る人工材料にビトリゲルを付加した新しい人工気管を開発した。動物への移植実験を行う準備として、ウサギの気管欠損モデルの作成に取り組み、10×5ミリの欠損を安定して作ることができた。次に開発した人工気管を欠損部に移植する方法を検討した。検討の結果、上皮の再生には人工気管と気管の縫合方法はそれほど影響を受けない結果であったが、比較的密に縫合した方が、気管の変形が少なくなることが判った。
耳鼻咽喉科