生体ウサギ実験で、30ゲージニードルを通してパルスジェットを発射し、眼圧をモニタリングし最適な水流量を検討した。噴射開始後3分間は40mmHg未満に維持できる0.025ml/minが最良であった。その水量で血管内血球移動(マッサージ効果)を網膜合併症(網膜出血・裂孔)無く達成できる距離・出力条件(眼外マッサージ効果の最も安全な条件)は、0.5㎜の距離で40Vの出力であった。さらに、生体ウサギを用い、40Vの血管外マッサージの後の光干渉断層計所見を調べた。パルスジェットの血管外マッサージにより、網膜浮腫は生じるものの一時的であり、マッサージ後ほぼ1週間で消失することを確認した。
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