研究成果の概要 |
高度視野狭窄(両眼ともハンフリー視野検査中心24-2プログラムMD-12dB以下)をきたす緑内障患者27名と網膜色素変性(以下RP)患者13名を対象としてドライビングシミュレータを施行し、モバイル型眼球運動計測装置(アイマークレコーダEMR-9)を用いて眼球運動を記録した。 RP・緑内障患者とも、視力は総事故件数と相関がなく、エスターマンスコアは有意な相関があった(RP: r=0.74, P=0.004, 緑内障: r=0.47, P=0.02)。眼球運動計測装置では、周辺視野のないRP患者で、脈絡のない目の動きが多く見られた。エスターマンスコアは疾患に関わらず、自動車事故と関連すると思われた。
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