研究課題
本研究では,網脈絡膜循環の自己調節機能を画像により明確に可視化すること,網膜疾患における自己調節機能の異常も含め網脈絡膜循環の変化との関連を調べることを目的として研究を進めてきた.脈絡膜血流に関しては,OCT画像を2値化することで解剖学的血管領域のみを描出し,脈絡膜血流との間に有意な正の相関があることを見出した(Iwase, et al Medicine, 2016).網膜剥離眼における血流動態の解明を行い,網膜が剥離している状態では網膜血流は低下していること,硝子体術後に網膜が復位すると有意に網膜血流が増加することを報告した(Iwase, et al IOVS, 2016).さらには術式の違い(segmental buckling 術)が術後血流に影響を及ぼすことを見出し,論文としてまとめ,投稿中である.糖尿病網膜症において網膜光凝固を行うことで,有意に血流が低下することを見出した(Iwase, et al Plosone, 2016).糖尿病が我が国でますます増加している背景より,糖尿病網膜症の症例数が増加しているので,この分野に関しては,さらに精力的に研究をすすめている.
すべて 2017 2016
すべて 雑誌論文 (13件) (うち査読あり 13件、 オープンアクセス 13件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件)
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