研究課題/領域番号 |
26462636
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
生杉 謙吾 三重大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (10335135)
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研究分担者 |
近藤 峰生 三重大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80303642)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 近視 / 緑内障 / 網膜電図 / 皮膚電極網膜電図 |
研究実績の概要 |
前年度に引き続き、27年度も、対象者(眼)に、角膜曲率半径、屈折、裸眼及び矯正視力、眼圧、前眼部及び眼底検査など、一般的な眼科検査をおこない、矯正視力良好で近視以外に眼疾患がなく本研究へ参加が可能であると判断された者に対し、今回の主要評価項目である黄斑部局所ERGによる黄斑部内層機能解析、眼底写真による視神経所見の記録、OCTによる乳頭周囲神経線維層厚測定及び黄斑部内層厚の測定、非接触型眼軸 長検査(IOLマスター)、静的視野検査等をおこない、エントリー症例を重ねている。 一部の症例には、最近、検査が可能になった、皮膚電極ERG装置レチバルを用いての評価を加えている。この皮膚電極ERG装置は、従来からの黄斑部局所ERG装置に比べると全視野刺激である点が異なっているが、角膜への侵襲がなく、被験者にとって検査の負担が少ない検査となっている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
症例の登録にやや遅れが出ているが、最終年度までには、結果解析に必要十分な症例数を確保できる予定である。
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今後の研究の推進方策 |
現在、症例の登録にややおくれがでているものの、今後の進め方により、十分な研究推進が可能と考えている。網膜電図の記録法として、従来からの黄斑部局所網膜電図に加え、新しい皮膚電極網膜電図による評価を追加している。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初、網膜電図検査機器に関する改良及び消耗品の購入を予定していたが、2016年度に予定することにしたため。
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次年度使用額の使用計画 |
引き続き、網膜電図検査機器に関する改良及び消耗品の購入や論文校正に対する謝金に使用する計画である。
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