国民の視力低下、失明予防に役立つ有用なエビデンスを提供することを目的として一般住民を対象とした眼科の前向きコホート疫学研究を開始した。前向き疫学研究として20年にわたる3000人以上におよぶ地域一般住民を追跡調査した。この追跡調査で長年にわたり収集した眼科のデータと内科のデータおよび食事や運動習慣などの生活習慣データなどをあわせてデータベースを構築しさらに引き続き行う毎年の健診のデータも追加してた。わが国の視覚障害および失明の主原因となっている緑内障、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性、高度近視、網膜血管閉塞症などの眼科疾患の有病率、発症率、危険因子を包括的な健診成績を解析することにより明らかにした。
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