AMDの治療経過と既存の遺伝子多型との関連を検討したが、視力変化と遺伝子多型との関連は認められなかった。しかし、中心窩網膜厚変化とCFHのrs1061170が網膜厚と関連が認められた。この遺伝子は炎症と関連しており、慢性的な炎症が治療効果に影響を与えていることが示唆された。 アジア人に多くみられるAMDの一型であるPCVに対して前向きに行ったアフリベルセプト治療では、治療1年で有意な視力および解剖学的改善が得られ、有効な治療法であることが認められた。またAMD治療前後において治療前の視力にかかわらず、QOLが有意に向上しており現在の治療法は有効であることが示された。
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