研究成果の概要 |
眼移植片対宿主病(GVHD)の線維化にドナー由来新鮮骨髄間葉系幹細胞(MSC)と老化マクロファージが主要な役割を担う事を証明した(Ogawa, Y. eLife, 2016). 眼GVHDでは、ドナーMSCとマクロファージは早期よりGVHD涙腺に浸潤しMSCと相互作用し活性化して老化にかかわる液性因子を分泌することを見出した。組織に浸潤するドナーMSCに免疫原性の高いMHC class II陽性分画が存在し生着することをを確認した。ドナーMSC除去移植または老化関連液性因子の一つのサイトカインに対する中和抗体投与により眼GVHDの病態進展への関連性を検証した。
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