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2018 年度 研究成果報告書

ラマン分光法を用いた生体内ミトコンドリア機能の評価法の開発と視神経疾患の病態解明

研究課題

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研究課題/領域番号 26462684
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 眼科学
研究機関大阪大学

研究代表者

森本 壮  大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (00530198)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2019-03-31
キーワードラマン分光法 / 視神経疾患 / ミトコンドリア機能 / 酸化ストレス / 細胞死 / 網膜神経節細胞
研究成果の概要

分子特有の振動を検出できるラマン分光法を用いて視神経疾患患者の網膜神経節細胞の機能や変性の進行を評価するために、ラマン分光法を用いてミトコンドリア機能を評価する方法を確立するために、本研究を遂行した。当初の目標であった視神経疾患での網膜神経節細胞のミトコンドリア機能を評価するところまでは、研究は進まなかったが、培養網膜細胞でのグルタミン酸を用いた細胞死モデルでは、細胞死を起こす細胞ではミトコンドリア内に存在する還元型cytochrome cが酸化型cytochrome cに変化することをラマン分光法を用いて捉えることができることを他の分子生物学的手法と比較検討し証明し、論文発表を行った。

自由記述の分野

眼科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ラマン分光法を眼科領域に用いた研究は少なく、本研究は、網膜細胞の酸化還元状態をラマン分光法で評価できることを示した、最初の論文であり、学術的意義が高いと考える。また本研究によって、今後、ラマン分光法の眼科領域への応用が活発になされるものと考える。また、ラマン分光法は従来の分子生物学的検査とはことなり、物体に照射した光の反射のうちラマン散乱光を測定するだけであり、ラマン分光法を捉えるためには特殊な計測装置は必要であるため簡便ではないが、生体を固定したり、染色したりする必要がなく、生体のありのままの状態を捉えることができるため、将来の臨床応用が可能であり社会的な意義は大きい。

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公開日: 2020-03-30  

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