研究課題
基盤研究(C)
新規開発したMg合金と、コントロールとしてTiを用いてプレート(2 mm×3 mm×0.5 mm)を作成し、ラットの頭部骨膜下、背部皮下組織、大腿筋肉内に1枚ずつ移植し、移植1、2および4週後にμCT撮影と病理組織学的分析を行った。Mg合金は頭部骨膜下、背部皮下組織、大腿筋肉内の順に分解した。分解に伴い空孔が形成され、移植後4週までに縮小した。不溶性塩の析出量には部位差はなかった。病理組織学的には、Mg合金はTiと同様に生体適合性は良好であった。いずれもプレート周囲には1週で血管に富む厚い未熟な被膜が形成され、4週後には成熟化した。分解の早い頭部では初期の被膜形成が最も厚く形成された。
形成外科学