研究課題
基盤研究(C)
ミュラー筋は眼瞼縁に存在する平滑筋組織である。同筋は交感神経刺激により収縮する。同筋は上眼瞼を挙上する筋であるとともに、骨格筋で動眼神経支配である上眼瞼挙筋を収縮させる機械刺激受容器官としても働いている。本研究では、眼瞼ミュラー筋は血管や膀胱と同じ中胚葉由来平滑筋細胞で構成されること、その平滑筋の間にはギャップ結合が存在すること、およびその平滑筋組織内には、β2を除いて、β1、α2、α1の順でアドレナリン受容体が強く発現していることを組織学的に証明した。
形成外科学