【背景】 病院外心停止患者の社会復帰率は6%台と非常に低い。昨年度までの脂溶性スタチンと水溶性スタチンの併用投与で蘇生後の脳神経細胞保護作用が認められたため、今回は蘇生後の脳内サイトカインを測定し機序を探索した。投与量は前年と同様に行った。 【方法】 全身麻酔後のマウスをカリウム投与による7分間の心停止状態にした後、心臓マッサージ、人工換気とアドレナリン投与により心肺蘇生を行い、蘇生1時間後にプラバスタチン3mg/kgを静脈投与、シンバスタチン10mg/kgを皮下投与した。対象として生理食塩水を投与した群(NS群)と比較した。蘇生6時間後に脳の皮質と海馬を取り出しRT-PCR法を用いて測定した。 【結果】現在解析中である。
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