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2016 年度 実績報告書

インターロイキン33による新しい歯周炎病態形成抑制機構

研究課題

研究課題/領域番号 26462834
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

大野 建州  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (80435635)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードIL-33 / 歯周病
研究実績の概要

各種細胞からのIL-33産生のメカニズムおよびLPS誘導性歯周炎マウスモデルにおいてIL-33欠損マウスを用いてIL-33の歯周病病態誘導における役割を解析した。マウス口腔扁平上皮癌細胞株NRS-1およびマウス腹腔マクロファージへLPS刺激を行いIL-33発現を測定した。LPS刺激によって、これら細胞のmRNAレベルおよびタンパクレベルでのIL-33発現が増強された。LPS刺激を行ったこれら細胞の培養上清においてIL-33は検出されず、ネクローシスを誘導すると培養上清中にIL-33が検出された。また、培養上清中のIL-33濃度はネクローシスの誘導前のLPS刺激によって増強された。野生型マウスの歯肉組織へのLPS注射によって歯肉組織中のIL-33タンパクおよびmRNA発現が増強されるとともに、炎症性サイトカインIL-1、
TNFおよびIL-6のmRNA発現が誘導された。一方、IL-33欠損マウスでは歯肉組織へのLPS注射によって歯肉組織中のIL-1、TNFおよびIL-6のmRNA発現の誘導が野生型マウスと比較して増強されていた。これらから、歯周病病態誘導過程においてIL-33がマクロファージや上皮から産生され、病態誘導に保護的に機能している可能性が示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Immune checkpoint molecule, VISTA regulates T cell-mediated skin inflammatory responses.2017

    • 著者名/発表者名
      Ohno T, Kondo Y, Zhang C, Kang S, Azuma M.
    • 雑誌名

      J Invest Dermatol.

      巻: 印刷中 ページ: 印刷中

    • DOI

      10.1016/j.jid.2016.10.049.

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2018-01-16  

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