研究課題
基盤研究(C)
ヒト冠状動脈内皮細胞は、歯周病原細菌由来の内毒素であるlipopolysaccharideに対して、炎症性サイトカイン遺伝子の発現が時間依存的に増加した。次に、菌血症モデルでは心臓の炎症性サイトカイン遺伝子の発現がコントロールと比較して有意に増加した。しかしながら、48時間後にはその発現が有意に減少するとともに、骨髄由来免疫細胞の割合が増加した。歯周病原菌は、冠動脈内皮細胞および心臓組織全体の炎症を惹起し、骨髄由来免疫細胞が炎症の鎮静化に関与する可能性が示唆された。
歯周病学