口臭は成人のおよそ4人に1人に認められ、舌背に生息している細菌が産生する揮発性硫黄化合物が主に原因となる。そこで本研究は、口臭原因物質の産生メカニズムに着目し、細菌学的手法を利用した簡易でコストパフォーマンスに優れ、さらには多数の検体を同時に検査することが可能な口臭検出キットの開発を行うことを目的としている本研究は本学部倫理審査委員会に承認を得て実施された。 本研究で開発した口臭簡易検出キットは、臨床の場で応用可能であり、口臭診断において大いに貢献できることが示唆された。 また、口臭に関わる口腔細菌を培養法を用いて調査したところ、Veillonella属菌が最も関与することが示唆された。
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