アポトーシスに誘導されたすべての細胞は、C5a受容体を発現し、そのアンタゴニスト・アゴニストリガンドであるリボソーム蛋白質S19多量体を産生・放出する。RP S19多量体の一つの結合配列がオートクリン作用で自アポトーシス細胞のC5a受容体に結合すると、アポトーシス誘導トランスクリプション因子デルタ型ラクトフェリンの活性化を介して、アポトーシス細胞死までの時間を短縮する。更に、RP S19多量体のもう一つの結合配列がパラクリン作用でマクロファージのC5a受容体に結合すると、細胞外カルシウム流入因子野生型アネキシンA3の活性化を介して、アポトーシス細胞の貪食処理までの時間を短縮する。
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