• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2014 年度 実績報告書

新規覆髄材の開発を目的としたβig-h3の解析

研究課題

研究課題/領域番号 26462887
研究機関九州大学

研究代表者

門野内 聡  九州大学, 歯学研究科(研究院), 助教 (30609558)

研究分担者 赤峰 昭文  九州大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (00117053)
前田 英史  九州大学, 大学病院, 講師 (10284514)
和田 尚久  九州大学, 大学病院, 講師 (60380466)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2015-03-31
キーワード歯髄細胞 / βig-h3
研究実績の概要

申請者らは、歯髄細胞による象牙芽細胞への分化を抑制するメカニズムを明らかにすることで、新規覆髄財の開発へと想定したβigh-3の解析を平成26年度より開始した。
計画したように、まずrhβig-h3を用いた象牙芽細胞分化・増殖に及ぼす影響の解析を行った。rhβig-h3で刺激したヒト歯髄細胞を解析し、象牙芽細胞分化マーカーに関してrealtime RT-PCR法によるRNA発現解析を行った。また、ALP活性の比較および象牙芽細胞分化誘導培地を用いた分化誘導実験を行うことにより、βig-h3が及ぼす機能的な影響も確認した。さらに、WST-1 試薬を用いて、増殖能に及ぼす影響についても評価を行い、一定の成果を得た。
次に、βig-h3 siRNAを用いて、βig-h3の発現抑制時における象牙芽細胞分化・増殖に及ぼす影響について解析を始めた。ヒト歯髄細胞にβig-h3 siRNAを導入し、RNA発現により、導入効率を確認した。そしてβig-h3がノックダウンされた歯髄細胞において、同様に解析を行い、象牙芽細胞分化に及ぼす影響を検討した。結果に関しては、さらなるデータが必要であると判断し引き続き実験を行う一方で、次年度の計画であったシグナリングの解析にも着手した。下流のβig-h3の発現が減少すると報告されているLiClが歯髄細胞に及ぼす細胞内シグナルに関する解析について解析を始め、一定の成果を得た。
一方で、関連学会(歯内療法学会)へ参加することで、同様の研究から幅広い知見も得たため、研究の遂行に役立った。

URL: 

公開日: 2016-06-01  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi