コンポジットレジン修復の長期安定性向上のため、Matrix Metalloproteinase (MMA)を抑制するメタクリル酸第四級アンモニウム(QAM)を使用した。倫理委員会の承認を得て、2種類:QAM(濃度は全て10%)(METMAC, MCMS)を合成した。象牙質レジン接着構造物を作製し、1 mm/min 、n=10にて接着試験を行った。24時間後では、Cont.とMETMAC、MCMSに有意差が認められたが、最低限必要な接着力は有すると判断した。1年後では、24時間後と比較し、Cont.とMETMAC、MCMSに有意差がみられ、METMAC、MCMS のMMA抑制効果が認められた。
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