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義歯安定剤を使用することなく口腔粘膜に接着する粘着シリコーンの開発を進めている。本研究では、開発中のシリコーンサンプルの付着性、付着力について検討した。シリコーンサンプルは、操作性は向上したものの、コントロールに比べて低い付着性、付着力を示した。人工唾液存在下では、どのサンプルとも付着性を示さなかった。そこで、カテコール系接着ポリマーを粘着シリコーンに応用することで、水の存在下においても接着性を有するシリコーン開発を試みている。化学反応時、時間経過後に有毒物質が放出されない材料にすべく改良中である。
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